1969年に出版されたロングセラーの絵本、『いないいないばあ』にはじまる、松谷みよ子さんの“あかちゃんの本”シリーズから、『おさじさん』です。
「おやまを こえて のはらをこえて おさじさんがやってきました」
優しい言葉と共に、東光寺啓さんが描くやわらかな絵に引き込まれていきます。
いいにおいにたどり着いた「おさじさん」。うさぎさんは、「おさじさん」のお手伝いをことわってしまいます。
お鼻をやけどしてしまったうさぎさん、「おさじさん」から、魔法の言葉がかけられます。
「おいしいものを おくちへ はこぶ きしゃぽっぽ さあ おてつだい いたしましょう」
「おくちの トンネル アアーンと あいて おさじさんは はこびます
たまごの おかゆを はこびます ポッポー」
汽車になった「おさじさん」が、お食事タイムを楽しく演出してくれます。
離乳食がなかなか進まない、そんな悩みを抱えるお母さん、お父さんにもおススメの絵本。贈り物にも喜ばれそうですね。