スイスで出版された、スイスの首都ベルン郊外にある美術館「パウル・クレー・センター」について議論するために寄稿された本です。
2005年に、クレーがその半生を過ごしたベルンに「パウル・クレー・センター」が開設されるまで、長い時間をかけて、美術館の必要性や建設について様々な論争が繰り広げられました。
イタリアのアーティスト、ルチアーノ・ファブロなど4人の作家によるドローイングとテキストが書かれています。
一人の作家の作品収集数としては、世界最大規模と言われる「パウル・クレー・センター」。偉大な芸術家が生まれた土地に、様々な思いを背景に開設した美術館。そんな人々への思いに馳せながら、眺めてみたい1冊です。